外資系出身マーケターの仕事の現場

外資系と日系、両方の就労経験から肌で感じた各々の違いを書いていきます。それと現在の仕事について。あと、いまの上司がクソなので、クソ上司エピソードも紹介します。

ショーンK氏の経歴詐称騒動で分かった人は見た目だってこと

今週、突然話題に挙がった、ショーン・マクアドル・川上(ショーンK)氏。

報道ステーションでコメンテーターとして毎週登場していたこともあり、才色兼備というイメージを持っていた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

僕自身も、「この人、顔は整っているし、声も低くて落ち着いてる。スーツもおしゃれで、それでいて経営コンサルタントかー。なんか完璧すぎて逆に嘘っぽくすら思うわー。でもこういう人を天は二物を与える、っていうんだろうなー。」ってずっと思っていました。そしたら嘘だったんですけどね。

これではっきり分かったことが、人は見た目で判断しているっていうこと。今回は「外見力」ついて考えてみました。

 

ショーンK氏の外見力

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ぶっちゃけかっこいいと思います。好き嫌いはあると思いますが、僕はこういう中年になりたいですね。ネイビーのスーツに白いシャツ。紺のネクタイで胸ポケットにはチーフをさりげなく差す。王道ですが清潔感があっていい。

彼の経歴は素晴らしいものが作られていました。でも日常のコメンテーターとしての仕事において、経歴はあまり必要なかったと思います。ここまでのし上がるのには、箔をつける必要があったと思いますが、一度登ってしまえば、それ以降はあまり経歴は気にされなかったのではないでしょうか。だから今まで誰も気づかなかった。

誰も疑わなかったのは、間違いなく彼に「外見力」があったからです。もし仮に蛭子さんがハーバード大卒って言ったらみんなが疑っているはずです。(失礼ですね)

 

実際彼のコメントを聞いていると、びっくりするようなことは言っていませんでしたね。比較的無難というか、妥当というか、当たり障りのない、表面的な内容が多かった印象です。それでもショーンK氏が様々なメディアに出て、自身の意見を述べ、その場でみなが同調していたことは紛れもない事実です。また、ショーンK氏をかっこいい存在、あこがれの存在と思う方もたくさんいたと思います。要するに、世間はこれまでショーンK氏を認めていたんです。

 

外見力って大事だってこと

コミュニケーションのうち、言語分野(verbal-communication)が占める割合はわずか7%、残りの93%は非言語分野(non-verbal communication)というのをご存知でしょうか。

人が喋っている内容から相手に伝わる情報はわずか7%しかないのです。もう少し分かりやすく言うと、人は相手の仕草や態度、声のトーンや表情といった「言葉以外」の情報から相手を判断しているということです。もちろんみなさん自身もそういう判断を無意識のうちにしています。

 

例えば、僕がお客様相手に製品にプレゼンテーションを行うとします。

前日、プレゼンの練習をして話す内容を頭の中に叩き込んだとしても、それらで相手に伝わるのは全情報のわずか7%しかないのです。

顧客は、僕の話す声のトーンとか、表情、姿勢や服装など、製品とは直接関係ない部分から、この製品を選ぶかどうかを判断しているのです。

(分かりやすく表現しましたが、実際にはちゃんと製品のクオリティで判断していると思います。)

それだけ外見力は大事なんです。外見は人を変えることができるわけです。保険の営業マンが見た目に気を使っているのも、これが理由です。

ズバッというと、身なりがきちんとした方の言うことは信用できるのです。

人は見た目じゃないっていう言葉もありますが、それは例外だからそういう言葉ができるんです。セオリーは見た目なんです。だから見た目は大事。

 

まとめ

ショーンK氏は残念なことになってしまいましたが、みんな彼を信用していた。それは彼の外見が素晴らしかったからです。

それだけ見た目は大事だってこと!

明日から、ビジネスマンの見た目について書いてみようと思います。

まずはスーツの着こなしでも書いてみようかな。最近仕事が忙しくて更新できなかったのですが、明日からしばらく更新できそうなんで、ぜひ見てください!

 

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